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【令和7年度ライフデザインワークショップ 報告レポート】 「未来の自分」を描く第一歩。新居浜東高校でライフデザイン出前授業を開催!

イベント情報
2026
3.31
2026.3.31
ライフデザイン 開催レポート

【令和7年度ライフデザインワークショップ 報告レポート】 「未来の自分」を描く第一歩。新居浜東高校でライフデザイン出前授業を開催!

10月30日(木)新居浜市の県立新居浜東高等学校にて自分の未来について考える講義 「ライフデザインワークショップ」 を2年生6クラスでキャリアコンサルタントを講師に迎えて開催しました。
将来の選択肢が無限に広がる高校生たち。
まだ「将来の夢」が固まっていない生徒も多い中、生徒一人ひとりが自分の将来について考え、行動へとつなげることを目的に行われました。
授業は前半・後半に分かれ、講義とワークを組み合わせながら進行。
自分らしい生き方を見つけるためのヒントが詰まった時間となりました。
講師は大学や民間企業の研修講師としても活躍されている白石先生と山口先生。

講座は、ライフデザインの定義と「なぜ今、これを考える必要があるのか」という問いかけからスタートです。
その具体例として紹介されたのが、希望の職種にすぐには就けなかった方の事例です。
さまざまな仕事を経験しながら回り道を重ね、最終的に憧れていた仕事にたどり着いたストーリーに、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
「遠回りでもいい、人生は一度決めたら終わりではなく、何度でも見直しながら描いていくもの」というメッセージが、生徒の背中を押す内容となりました。

また、海外との比較として「ドイツでは10歳前後で進路が分かれる一方、日本は自由に選択できる環境がある」という話も紹介されました。
多くの生徒がまだ将来を具体的に考えていない現状に触れながら、「だからこそ今は可能性が広がっている」と前向きに伝えられ、まだ進路を迷っている生徒たちの表情が少し和いだ感じがしました。

ワーク1では自分の価値観発見シートの作成と、自分のこれまでの考え方を整理し共有をするペアワークを実施。
先に話す順番を決めて進めることで、スムーズな対話が生まれていました。
クラスによっては全体発表も行われ、それぞれの経験や価値観の違いに触れる機会となりました。

続いて講義では、働き方や社会の変化について取り上げました。
仕事の選択肢が広がっていること、新居浜市にも多様な企業があることが紹介され、地元の魅力の再発見につながりました。

さらに、働くことへの意識や男女の差についても解説。
男性の育児休業の取得率は増えてきているものの、家事・育児の負担は女性に偏っている現状や、出産を機に退職する女性が約3割以上いることなどのデータも示されました。
キャリア選択の違いによる女性の生涯賃金の差が紹介されると、驚いた表情を浮かべる生徒もいました。

講義が結婚の分野に入ると、ここで講師から質問が。
「自分の理想の結婚相手は?」というテーマで1分間のペアワークが始まり、教室内は一気にボリュームアップ!
それまでの少し緊張した空気から一転、笑顔で理想を語り合う生徒たちの姿が見られました。
自分自身のライフイベントを具体的に想像する第一歩となり、それぞれの価値観が飛び交う時間となりました。

妊娠・出産のプレコンセプションケアの動画を視聴し、その感想を話し合う時は、少し悩みながら友達と話すことで、まだ身近ではないけれど、自分事として考えるきっかけになったようでした。

ここで前半の授業終了のチャイムが。
係の号令で挨拶をすると、外に飛び出したり、友達の席に集まってわいわい感想を言い合う生徒たち。エネルギーに溢れているなと感じた一コマでした。

後半の授業が開始され、内容はジェンダー関連に。
意識調査のデータをもとに、「男女平等をどう感じるか」について考えたペアワークでは、身近なテーマでもあるので活発な話し合いが繰り広げられました。

後半は自分自身のライフプランをワークシートに落とし込み、自分だけの「未来図」を可視化するワーク2に入ります。
その前に、愛媛県ゆかりのティモンディさんの動画を視聴。
プロ野球選手という大きな夢を追いかけ、努力を続けた姿勢に、「プロを目指す熱量がすごい」「自分も何かやってみたい」と、前向きな感想が多く寄せられました。

動画の後は2つめのワーク、自分だけの「ライフデザインワークシート」と「TODOリスト」の作成に取り掛かりました。
ペンを走らせる音が響く10分間。先ほどまでの賑やかさとは打って変わって、皆、真剣な眼差しで書いていました。
印象的だったのは、先生からのアドバイスです。
「脳内の95%は『もやもや』。でも、そのもやもやの中にこそ、本当の答えがあります」
この言葉に、筆が止まっていた生徒も「まずは書いてみよう」と一歩踏み出すきっかけをもらったようでした。
好きな項目で人生設計できるようにシートの各項目欄はあえて空白に。
新居浜東高校では他の学校では見られなかった「祭り」を入れる生徒が多く、新居浜の地域の特徴が出て興味深いと思いました。

夢を叶えるために「今」何をするかを具体化する、TODOリストは5分とって作成。皆集中して取り組んでいました。
「就きたい仕事について調べる」「学生時代にこれを達成する」など、具体的な行動目標が次々と書き込まれていきました。
先生からは「頭の中の95%は、まだ言葉にならない『もやもや』。でも、そのもやもやの中にこそ本当の答えがある」というアドバイスも。
完璧な計画を作ることよりも、今の自分の内側にある想いを探ることの大切さが伝えられました。

最後に、受講前後の変化をペアでシェアしました。生徒からは
「価値観発見シートを書いていくうちに自分の考えがはっきりしてきた」
「未来が少し見えてきた気がする」
「ワーク1の最後の“理由”を書く部分に納得できた」
という感想をもらいました。

今回の授業を通して、生徒たちは「考えること」から「行動すること」へと一歩踏み出すことを知りました。
将来はまだ見えなくてもいい。
何度でも描き直せるのがライフデザイン―—。
その大切な気づきを得ることができた、実りある時間となりました。

先生方、ご参加いただいた生徒の皆さん、ありがとうございました。

 

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