育児休業明けに妻への育児負担が増加することで、夫婦関係にヒビが入るのではないかと不安になることがあります。
これはリアルな声ですね。ご質問ありがとうございます。男性の育児休暇の取得が進んでいる昨今ですが、やはり急激な変化はなかなか難しいところもあります。
このご相談でいうと、育児負担による夫婦のバランスをとるために、以下3点の確認と予防をお勧めします。
①夫婦ストレス軽減のために・・・外的要因の確認と調整
変動労働制やフレックスタイム制があるところもありますが、まだまだ進んでいない業種も多くあります。急に育児休暇を終えるのではなく、少しずつ調整ができるのかどうかを相談してみましょう。法律云々はありますが、実質会社によって様々なので、人事部や相談室等に確認すると良いかもしれません。残業時間の確認も忘れずに・・・。
②夫婦ストレス軽減のために・・・内的要因の確認と調整
たとえば夫婦によっては、育児休暇を順番にとっている方もおられますよね。また、保育所などの入所の時期も検討しましょう。また、この育児休暇中に、ご家族の生活やお子さんの様子を確認しておき、「いつの時間に負担が増えるのか」、「その時間は分散可能か」「負担を減らすための工夫」を夫婦会議をして決めておきましょう。例えば、乳児でお風呂に時間がかかるのであれば、お風呂の時間はそこに集中してもらい、保湿クリームは夫が帰ってきてから塗る、あるいは、夜ごはんに時間がかかるため、可能な限り食材は土日に買い、作り置きしておく。そのために、土日のどちらかを夫が育児担当とする、などです。
また、育児量が増える代わりに、家事負担を夫が帰宅後に担当することも、妻の不安が少し楽になるかもしれません。
③お互いのケアをすることでの愛情表現
1番大事なことですが、妻がどんなことに不安なのか、夫がどう考えているのかを話す時間をとりましょう。夜の夫婦会議は、5分であっても効果があります。是非試してみてください。