ライフデザインワークショップ出前授業レポート
大切な生徒たちの未来を考えるうえで、ライフデザインは重要なテーマです。
男性の家事参画・育休支援事業「えひめスクラムプロジェクト」では学生が自分自身の可能性に気づき、将来への計画を立てるワークショップ「人生の出前授業」を開催しました。
出前授業とは、選抜された講師が学校まで出張し、出前で授業を行うものです。
今年度は愛媛県下の中学・高校・大学を対象に、人生設計に役立つ様々な知識を学び、より心豊かな充実した人生を歩んでいくため、ライフデザインを始めるきっかけとなるセミナーとワークショップを計20回お届けしました。
最終回は1月27日(土)に愛媛県男女共同参画センターにて開催されました。
講師はサポートオフィスFacilの中塚崇司さん。柔和な笑顔が印象的な先生です。
当日は高校生を中心に十数名が参加しました。
講義は中塚さんから、どんな内容でどんな進行をするのかのお話があり、まずは最初のワークショップです。
各自で過去の出来事で一番印象に残ったことをの自分を振り返り、なぜ印象に残っているのか書き出すことで、自分の隠れた価値観をあぶり出していきます。
そこから、長寿化で長くなった人生には健康寿命が大事なこと、学生の大きな関心事でもある進学や就職の現状、出産や結婚の年齢が上がっていること、男女参画の項目ではジェンダーについても触れ、人生には様々な面があり、一言でライフデザインと言っても、選択肢は無限にあることを学んでいきました。
そして2回目のワークショップでは、いよいよ自分の人生の設計図を作ります。
何歳まで生きるのか、そんなこと考えたこともない人もいて、中塚さんにアドバイスをもらおうと質問する場面もちらほら見られました。
仕上がった後は、グループワークで共有。感想や自分の想いを話していくうちに、これからの生き方のヒントに気づいた人もいました。
またワークシートには気づきや変化を感じられるように、3年後に振り返る日付を入れておく欄もあり、その振り返りまでできるのはいい、という感想も。
自分自身を見つめ直せた、深く考える時間となった等の感想が出て、学校の授業では学べない貴重な体験となったようでした。これからの愛媛を日本を支えていく若い世代の方に、自分の人生をより豊かにする1つの指針となればと思います。