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勉強会

企業のための出張勉強会 ライフデザイン編

2024.03.02

冬の雨が降る2月、若手職員に向けて、企業のための出張勉強会を2社合同で実施しました。
今回の会場は、社会福祉法人福角会のいつきの里です。
メインテーマは「社内外で働く先輩たちの体験談から『はたらく・暮らすを共に大切にするために』を学ぶ」。会場には若手職員約20名が集まりました。

今回の勉強会はゲストスピーカー3名によるライフラインチャートを用いた講話と、クロストーク、グループワークの3部構成。
第1部のトップスピーカーは新開茉美さん(青山商事株式会社)です。
3児の母でもある新開さんは、産休・育休を3回取得。第1子の時は不安だらけで、復帰後に「休業中にやっておけばよかった」と後悔した経験から、第2子の時は育休時間を使って資格取得に邁進したそうです。でも今度は子どもとの時間がなく、反省。第3子でようやく納得のいく過ごし方ができたとのことでした。育休中もキャリアは継続していてるから、常にアップデートは本人はもとより、企業側の情報提供も必要性を感じたそうです。

続いて伊藤悟志さん(株式会社井関松山製造所)の登場です。


伊藤さんはイクメンが社会に認知され始めた頃に、会社でもまだ珍しかった男性の育休を取得。その当時は上司の理解を得ることが難しかったことや男性ならではの悩みが多かったそうです。
育休取得によって、仕事も育児も数か月なら半人前でも、子育てについて学ぶ場がないことや、育休によって母親なら当たり前、の呪縛による妻の変化に気づけたとのこと。子育てに男女は関係ないし、子どもは未来の顧客と考えれば企業も能動的に関わることであり、将来介護の問題も出てきたら育休取得だけでなく介護休業も社会問題となる、とリアルな体験談と持論を展開されました。

最後のスピーカーは角藤洋平さん(いつきの里 生活支援員)です。

介護職を選んだ経緯や第3子まで3回育休取得したことを交えながら、結婚、子育て、仕事での浮き沈み(ライフチャート)について説明。育休取得に対する意識にも変化があったそうです。

取得前は給与面や仕事面での不安だったのが、取得後はいかに妻を休ませるかになったそう。料理も作るだけでなく、メニュー考えたりスーパーで買い物したり、見えない家事もあることを学んだそうです。

仕事を回すのも、家庭を回すのも同じで、今は育休の経験が生きているとお話しされ、最後は「女性がやって当たり前のことを男性がやると偉いのはおかしい」と妻に指摘された経験談でしめられました。


次は深堀りQ&Aと題してのゲストスピーカー3名によるクロストークにうつります。

新開さんは自身の経験から、情報の収集も大事だということ、職場での研修が育休取得に対するイメージを持てるのでメリットがあることを伝えてくれました。
伊藤さんからは職場との接点は大事で、育休取得前に職場での人間関係をしっかりすることが大事だと感じたそうです。また子どもは働く為の現像力になるし、子どもの為にどんなロールモデルがいいか模索しながら子育て中だと話されました。

続いてグループワークに移ります。
「印象に残った言葉や話」、「今後どう生かしていきたいか」について、グループごとに話し、意見をまとめて代表者が発表しました。
最初ははじめましての人もいたようで緊張しながらでしたが、徐々に打ち解け、終盤には積極的に活発な会話があちらこちら聞こえてきました。
若い人ばかりなので、まだ結婚を意識していない人や子どもがいない人が多く、それぞれが未来の「ライフ」を自分なりに思い描き、仕事も家庭もちゃんとしたい、という声があがりました。
各テーブルの代表者の発表では
・職場への戻りやすさが大事
・ライフチャートを活用したい
・育児で成長できる
・ライフプランを計画的にする
・1人で抱え込まず周りを巻き込んでいく
などの意見が出ました。


最後に、ゲストスピーカーの皆さんにも各グループに分かれて入ってもらい、さらに深堀トーク。グループワークで緊張が解け、リラックスした様子でスピーカーの方と話していました。時間が来たという合図があっても、話し続ける人もいたほど。
最後にアンケートに答えた人から退室されていきました。
充実した表情で出ていく若い人達を見送りながら、これから先の社会を担う頼もしさを感じました。

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