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家事は夫婦で分担した方がいいとわかっていても、そうもいかない時に何かできることはありますか。

共働き世帯が増えていますので家事の分担は現代ではスタンダードになりつつありますが、勤務状況や家庭の状況によって家事分担の仕方も様々です。「家事」とひと言で言ってもたくさんのことが含まれています。その中でも家事は2つに大きく分かれます。実際に手を動かす家事と頭で考える家事です。例えば長時間勤務などで手を動かす家事ができない場合、頭で考える家事をすき間時間に担当してもらうのもひとつの手です。頭で考える家事とは「献立を考える」「ネット注文するものをリストアップする」「お出掛けの時の子どもの荷物を考える」「何かをリサーチする」「ミールキットを注文する」など家の中でなくてもできる家事は意外とたくさんあります。普段洗濯物を干しながら夜ご飯のメニューを考えているという場合、夜ご飯のメニューを考えなくていいだけで心に余裕が生まれますよね。そんな風に”考える家事”を分担してみてはどうでしょうか?また、曜日の当番制、家事シェア、分担制などそれぞれの家庭に合う方法を柔軟にチャレンジしてみてくださいね。

時短家事コーディネーター(くらしごと。 代表)しげしましほこさん

育児休業明けに妻への育児負担が増加することで、夫婦関係にヒビが入るのではないかと不安になることがあります。

これはリアルな声ですね。ご質問ありがとうございます。男性の育児休暇の取得が進んでいる昨今ですが、やはり急激な変化はなかなか難しいところもあります。
このご相談でいうと、育児負担による夫婦のバランスをとるために、以下3点の確認と予防をお勧めします。
①夫婦ストレス軽減のために・・・外的要因の確認と調整
変動労働制やフレックスタイム制があるところもありますが、まだまだ進んでいない業種も多くあります。急に育児休暇を終えるのではなく、少しずつ調整ができるのかどうかを相談してみましょう。法律云々はありますが、実質会社によって様々なので、人事部や相談室等に確認すると良いかもしれません。残業時間の確認も忘れずに・・・。
②夫婦ストレス軽減のために・・・内的要因の確認と調整
たとえば夫婦によっては、育児休暇を順番にとっている方もおられますよね。また、保育所などの入所の時期も検討しましょう。また、この育児休暇中に、ご家族の生活やお子さんの様子を確認しておき、「いつの時間に負担が増えるのか」、「その時間は分散可能か」「負担を減らすための工夫」を夫婦会議をして決めておきましょう。例えば、乳児でお風呂に時間がかかるのであれば、お風呂の時間はそこに集中してもらい、保湿クリームは夫が帰ってきてから塗る、あるいは、夜ごはんに時間がかかるため、可能な限り食材は土日に買い、作り置きしておく。そのために、土日のどちらかを夫が育児担当とする、などです。
また、育児量が増える代わりに、家事負担を夫が帰宅後に担当することも、妻の不安が少し楽になるかもしれません。
③お互いのケアをすることでの愛情表現
1番大事なことですが、妻がどんなことに不安なのか、夫がどう考えているのかを話す時間をとりましょう。夜の夫婦会議は、5分であっても効果があります。是非試してみてください。

子育て福祉推進協会 理事長 新井寛規さん

子どもは片付けが苦手で机の中がぐちゃぐちゃですが、触ると怒ります。どうしつければいいですか。

片づけが苦手もしくは苦手そうと感じる場合には確認してみるポイントが3つあります。
1.子ども自身がその状態で困っているかどうか
ぐちゃぐちゃな状態でも自分がどこに何があるか把握できている場合は困り感はなく、むしろ勝手に触られるとどこに何があるかわからなくなるので触って欲しくないという気持ちになります。片付いている状態とは見た目が整っている状態ではなく、本人が使いやすく戻しやすい状態ととらえましょう。困っている場合には5~10分の短時間の整理を一緒にすることからスタートしてみてはいかがでしょうか。
2.整理の仕方、片づけの仕方を理解しているかどうか
整理の仕方がわからないからその状況になっている可能性もあります。
整理とは、要不要を判断して分けることです。まずは見た目を整えるよりも先に整理を行うことが大事です。整理整頓した上で、使ったものを元に戻すことを繰り返せれば整った状態をキープすることができます。
3.理想の状態(ゴール)がイメージできているかどうか
机の中の理想の状態がイメージできていれば、元の状態に戻す時にもどこに何を置くか考えやすくなります。一度整理整頓が出来た状態を写真に取ってプリントしたものを目につくところに貼っておけば再びぐちゃぐちゃになった時にも元の状態を目指しやすいです。
現代の子ども達は忙しい日々を送っていますので、疲れて毎日同じ状態をキープできない時もあるかと思います。そんな時は、一週間に一日だけリセット日を設けて「この日にはリセットしよう!」と決めておくと子どもにも親にもストレスが溜まりにくいですよ。そしてリセット日は子ども自身に決めてもらいましょう!

時短家事コーディネーター(くらしごと。 代表)しげしましほこさん

共働きでお互い休みがとりづらく子供の送迎が難しいです。仕事と家事のバランスをどうとればいいですか。

これは難しい問題ですね。こうした問題を「ワークライフバランス」なんて近年呼ばれ、研究が進んでいます。
もちろん各家庭によって答えは千差万別ですが、このご相談の終着点(達成したいこと)を「子の送迎」にするとやるべきことが見えてくると思います。
現状「子の送迎」が難しいとのことですが、その理由として「仕事」が原因であれば、職場への理解をお願いしてはいかがでしょう。
日本はまだまだ男性が子の送迎のために出社時間を変更できるような世の中ではありません。しかし伝えなければ相手は知ることがありませんので、こうした行動は必要でしょう。
また、送迎の優先順位を確認して、必要であれば順位を上げ、何かの行動を調整しなければいけないかもしれません。
更に協力してくれる人や機関、サービスを探す「社会資源の確認」や、周囲にそうした協力者を募る「援助行動」をとることも効果的とされます。なかなか家庭のことは言いにくいかもしれませんが、お子さんファースト、家庭ファーストで考えて、家族で塞ぎ込むことは避けてくださいね。

子育て福祉推進協会 理事長 新井寛規さん

子どもの発達が遅れて妻の負担が大きいので、自分は何ができるのか知りたいです。

生活時間の中で多くの時間をお子さんと一緒に過ごすのが奥様だとすると、ご主人がお休みの日に家事や育児に協力すれば解決する、ということではないと思います。
日々の生活の中で、子育てに関する話だけではなく、奥様との会話を楽しむ時間を少しの時間だけでも取れるように工夫をしてみてはいかがでしょうか。子育てに関わる大人が「イライラ」「自分に余裕がない」状態だとお子さんも落ち着きがない状態になります。
お子さんと「遊ぶ」ことも大きな役割になりますが、「お風呂に一緒に入る」「食事を作る」「宿題を一緒にする」などの「お世話」もお勧めします。

松山東雲短期大学保育科 准教授 岡田恵さん

自分の方が家事の負担が大き過ぎても妻があまり手伝ってくれないのですが、どうしたらいいですか。

ご質問ありがとうございます。家事の負担が大きすぎると、仕事などにも影響がありますよね。
この問題で大切な事の1つに「正確な現状の把握」があります。例えば夫から見ると「自分ばっかり家事をしている」と感じていることもあります。しかし妻から見ると、「私ばっかり家事をしている」と感じていることもあるのです。
家事については、それぞれの家庭によって形は様々です。
カチッと決めている夫婦もいれば、「やれる時にやれる人がやる」というパターンもあります。
妻に直接相談してみると良いと思いますよ。その際気を付けていただきたいのが、上から目線や命令口調で、妻を責めるやり方は逆効果です。むしろ「家事が負担になっていて辛い。相談しても良いかな?」とお願い・相談ベースで聞いてみても良いと感じますね。
もしも妻とそうした関係性がとれていないという自覚があるのであれば、ご友人やカウンセラーに聞いてみるのも良いでしょう。きっと客観的に判断してくれるはずです。
「家事は妻がやるもの」という考えは古い考えだと言われますが、夫ばかりが家事の負担がある状態も、健全ではありません。

子育て福祉推進協会 理事長 新井寛規さん

子どもが生まれてから夫婦喧嘩が増えました。ウチだけでしょうか。

夫婦喧嘩ですね。ちなみにこうした相談はたまにありますので、「ウチだけ」ではありません。ご安心ください。
夫婦喧嘩の要因については、多くの研究成果が蓄積されています。近年の夫婦喧嘩の要因のデータにおける上位の理由は「育児の意見や考え方の相違」「子育て方針のくいちがい」「家事と育児について」「コミュニケーション不足」「経済的な問題」などがあります。これだけ見ても、やはり結婚や出産、育児などの大きなイベントの後は要注意と言えるでしょう。
夫婦喧嘩の理由は上記ですが、考えていくべき事柄を下記に記します。是非参考にしてみてください。
①妻のこころのケア
特に出産前後は、産前産後うつのリスクがあがります。一番身近な夫の支えは不可欠です。夫からするとほんの些細な出来事であってもストレスや不安になりやすい時期なので、妻へのケアを意識してみてください。具体的に時間や手間をかけてあげましょう。
②子どもに関する不安
子育ては20年、それ以上続く人生における大きな意味をもつものです。子どもの成長や心身状態などは、妻1人で考えるべきことではありません。是非子どもの話を積極的にしてあげましょう。
③外部要因
よくあるパターンとして、友人関係、ママ友関係、保育所や学校関係、家族や義理父母の関係などです。なかなか夫に言いにくいこともあるので、夫側から聞いて挙げると安心されると思います。
最後に、ご自身のストレスや、認知(思い込み)もないか、ご自身の友人と家族や夫婦関係、子育て等についてお話されると良いと思います。もしかすると、ご自身の考え方が少し世間とズレている・・・なんてこともあるかもしれません。

子育て福祉推進協会 理事長 新井寛規さん

兄弟喧嘩した時にどうなだめれば良いでしょうか?注意の仕方が難しいです。

ご質問ありがとうございます。近年「注意することができない」親が増えていると聞きます。確かに、難しいですよね。
大声で怒鳴り散らすだけでは、すぐに慣れて効果がなくなる子どももいます。かといって放置しておくと喧嘩になったり怪我をしてしまいますよね。
私はきょうだい喧嘩自体は良い面もあると感じます。なぜなら喧嘩という行為は、社会性や感受性を成長させることが多いからです。しかしその反面、ヒートアップしてしまい、手が付けられなくなることもあります。ですから、どちらかが相手を身体的、精神的に傷つけてしまう前になったら止める、ということが大事です。
普段から「喧嘩自体は悪いことではないけれど、兄弟(姉妹)を傷つける時は無理やりにでも止めるよ?」と伝えたり、そもそも相手を傷つける行為自体が良くないことを日頃から伝えていくことが大切です。
また注意する時は端的に、ハッキリとした声で伝えることが基本です。「やめなさい」「ストップ」等で大丈夫です。それでも静止できない時はまさに「言うことを聞かない」状態ですので、お子さんの気質や性格などを加味しながら対話をしていきましょう。
更に、いつも下の子からする、上の子からする、となっている時は何らかの揉める原因があることが多いです。そうした時は喧嘩を観察して、そのきっかけをつかむことが重要でしょう。

子育て福祉推進協会 理事長 新井寛規さん

トイレトレーニングについて知りたいです

今は育児書もたくさんありますし、インターネットで調べると色々な方法がたくさん紹介されていますね。トイレトレーニングという言葉の通り「練習」ですので、少しずつステップアップしていく方が、お互いにいい状態で進めていけると思います。
「食べること」「着替えること」などは日々の生活の中で何度も見る機会がありますが、排泄をしている場面をお子さんが普段から見る機会は少ないのではないでしょうか?
想像をしてみてください。トイレに行くときには子どものそばから離れて別の部屋に行き、扉も閉めているし、あるいは目の前からいなくなったときにはお子さんが不安になって泣いたりしていませんか?あの部屋に行くと何が起こるのだろう・・などです。
まずは、「トイレ」や「排泄」に興味を持ってもらうことが必要になります。絵本や映像教材なども有効だと思います。さらには、お子さんが自分の気持ちや思いを相手に伝えられることが一つの目安になると思います。「できた」「抱っこ」「いや」などです。
体の成長や機能の発達も整っていることが必要です。焦らず、お子さんのペースで進めていただければと思います。

松山東雲短期大学保育科 准教授 岡田恵さん

嫌がることはご褒美を与えてやるように仕向けています。このままでいいのか疑問です。

ご褒美の質、量、タイミング、その子の特性によって良いか悪いかは判断が異なります。大切なのは子ども自ら行動を起こす内発的動機づけによって行動が出来るようになることだと思います。仮にご褒美がお菓子のような物であってご質問のようにご褒美をあげないと行動変容が見られないのであれば、外からの影響である外発的動機づけによって行動が決まっているのでしょう。
いわゆるご褒美がないと動かない子になってしまう可能性があります。
それよりも子どもが少しでも嫌がらずできたタイミングで「できてるね!いいね!」と認める声掛けをし、子どもの心が満たされる→またやりたくなる!という内発的動機づけを起こさせる方向を基本にした方がよいでしょう。
物のご褒美は親の一貫性を保ちつつ、子ども本人をよく観察しながら与えるタイミングをしっかり考えて与えてみてください。

NPO Papa'n 代表 伊藤 悟志さん